ミルク色の異次元

鏡合わせのアンビバレット

【SV S14 R2028 激流一閃キュウコンランド】

 S14の構築の備忘録です。s15まで煮詰めるつもりでしたが刺さりの悪さと改案が思いつかないまま溶かしてしまいキュウコンを手放すことを決めたので自分用にメモとして残します。よかったら見ていってください。

【構築経緯】

新環境になり、いわゆるBIG7だらけにはならず、新たな構築が台頭し始めることを予想していた。煮詰まり切らない環境では安定して強い動きを相手に一方的押し付けることが大事だと考え、また環境トップの物理ポケモンであるカイリューウーラパオに五分以上の有利が取れるアローラキュウコンを核に構築を組むことにした。エースには壁化で積んで先制技と合わせてすべてを破壊する水ウーラオスを添え、電磁波が無効でブエナカミに後投げから展開を取れるチョッキランドロスを合わせて軸とした。この3体でvsスタンに対して高い勝率を誇っていた。

 

残りは軸できつい構築に対するメタを組み込み構築を完成させた

 

【使用個体】

努力値は後ほど追記します。

 

水ウーラオス@パンチグローブ/水テラス

意地habs

水流連打/冷凍パンチ/剣の舞/アクアジェット

 

軸のポケモンその1。ツツミ、ラッシャ、水ポンの居ない全ての構築に投げ、壁下で舞ってテラス水流連打で全てを破壊していた。取りこぼしや耐久が低い高火力特殊ポケモンに対してもアクアジェットで縛ることが出来、使用感は抜群だった。冷凍パンチは剣舞後に考慮されることがs14では少なく数多のカイリューを屠った。

 

 

Aキュウコン@ひかりのねんど/毒テラス

臆病hbs

ムーンフォース/オーロラベール/いたみわけ/アンコール

構築の核。環境最強の物理ポケモン達、特にパオジアンやウーラオスに対面から壁を貼って場を整えることができる点を当初から評価していた。サイコファングを持っていてもムンフォ×2で落とせるため、対面から負ける事はなくパオやウーラにストレスを感じないのはとても爽快だった。持ち物はゴツメも採用していたがランドロスとサイクルを回す時に壁ターンが長い方がウーラオスでの縛り範囲が広がると感じたため、光の粘土採用。構成は積みポケモンを流せるアンコール、裏のポケモンや技で縛りやすくし、サイクルも回せるようになる痛み分けで完結していた。毒テラスは殆ど切らないが眼鏡カミとの偶発対面などを意識して採用した。ミストフィールドも選択肢の1つであり、s14ではそこまで多くなかった欠伸ガチグマがs15では大量発生しており、安定していたvsスタンで苦しい立ち回りを強要された。

 

 

霊獣ランドロス@とつげきチョッキ/草テラス

地震/岩石封じ/草結び/とんぼ返り

軸のポケモンその2、キュウコンの最高の相方。ブーストエナジーのハバタクカミを処理することがこのポケモンの宿命。特筆することはないが、カミやガチグマと殴り合えつつ、威嚇が撒けて地面と電気の一貫を切れる唯一無二のポケモンで他に換えが見当たらない。草テラスはガッサに対して以外切る事は少ないが地震+テラス結びでラッシャを屠ったり、無振りウーラオスが丁度確定1発で落とせたりするなど使い勝手は非常に良かった。

 

 

タケルライコ@じゃくてんほけん/電気テラス

10万ボルト/じんらい/流星群/瞑想

控えめhbcs

ウーラオスが投げにくい構築(水ポン入り等)に対して投げる裏エース。強かったが何故か壁構築の宿命である急所負けをこいつが全部吸っていた。このポケモンの強さはツツミやウーラオスを牽制できるなど、選出画面で最も輝いているように思う。積み技と迅雷の択をやるのはポケットモンスターを遊んでいる感じがしてとても楽しかった。

 

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー/ステラテラス

臆病hbcs

ムーンフォース/瞑想/挑発/シャドーボール

(挑発シャドボ⇔身代わり+ショック)

ウーラオスの投げない構築に対してライコと選択して投げていた。ショック採用時は現環境で瞑想ショックが考慮されることも少なく、イーユイがいるためハピナスの鋼テラスも切りにくくしてくれていたので受けループに対しては無類の強さを見せてくれた。

 

 

イーユイ@きあいのたすき/氷テラス

控え目cs特化

オーバーヒート/悪の波動/テラバースト/悪巧み

構築の重いポケモンを全て破壊してくれた神ポケモンであり、3タテ量産機。カミランドカイナ、ディンカイサフゴ、カシラ、受け構築系統を意識して採用した。s14終盤爆増した頑丈眼鏡ブリジュラスを対面突破可能な点も非常に評価ポイントが高かった。氷テラバーストで数多の初手のランドロスカイリューを屠ることができてとても爽快だった。悪巧み+オーバーヒートで殆どのディンルーは駆逐できる。このポケモンを使っていて最高に脳汁が溢れるのは死に出しで舞ってくるカイリューに対して氷テラバーストをぶち込んで破壊する瞬間である。終盤はとても信用しており、刺さりも良かったので対面選出としてランドロスの代わりに沢山投げた。

 

【重いポケモン

岩ポン

キュウコンウーラが上からやりたい放題されます。

コノヨ展開

コノヨあるある、○○やめてくれって言ったら全部それでとてもキツイです。

 

ドヒド+パオ+ガチグマ(結構無理)

構築単位で勝てません。一定数いたのがしんどかったです。

 

欠伸月光ガチグマ

上手な人には体力ちゃんと残されて全部負けました。神秘の雫ならリーチ足りてたなと思うこともしばしば。

 

持久力電磁波ブリジュラス

ウーラオスキュウコンでめっちゃ頑張って択合わせたら勝てますが格闘技無い前提で立ち回りされることも多く厳しかった。

 

不意の氷テラバースト持ちポケモン

自分で使っておいてなんですがランドロスが吹っ飛んでゲームが終わります。s15は何故か顕著に多くて泣きました。

 

【成績】

s14 R2028 294位

 

雷撃Best32

デカヌチャンカップ準優勝

 

【所感】

卒論に集中するため雷撃で全力を注ぐために作った構築でしたが想定していた以上に強く楽しく、プライドと羞恥心を捨てて研究室や電車で対戦することも多かったです。選出は7割ほどでキュウコン+ウーラオスランドロスで投げていました。s14は想定通り固まりきらない環境に対して壁ウーラオスがとても刺さっており、数を増やしたママンロンゲや地面チャームカイリューに対して舞ウーラが強かったのも追い風要素の1つでした。s14最終日が卒論の1次提出前、且つ発表前だったので出来なかったのが悔やまれポイントです。s15では持久力ブリジュラスやタケルライコの台頭、ママン構築の多様な進化、同系統の構築が結果を残したことにより簡単には勝てなくなってしまい、卒業研究関連でさらに忙しく良い案を考えることが出来ず涙を飲みました。

 

対面構築ではなく、補完のよいサイクルを回しながら積みポケモンで抜いていくポケットモンスターは非常に性にあっており、楽しかったです。

 

4月からは院生になるので時間を見つけてまた頑張りたいと思います、ありがとうございました!ノシ