皆さんお久しぶりです、初めましての方は初めまして!しろなです。S6ランクマッチお疲れ様でした!5月半ばでリアルの忙しさに一区切りがつき、約3か月ぶりのランクマッチでレート2000を達成できたので記事に残そうと思います。拙い文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです!
【構築経緯】
環境理解のためレンタル構築を回していたところ、上記の記事の構築が特に使用感が良く、環境のポケモンに対して炎テラスの鉢巻ガブリアスの通りが良いと感じたため核のポケモンとしました。取り巻きとして鉢巻ガブリアスが不利を取られるポケモンに強く出られるチオンジェン、特殊ポケモン全般と打ち合えてクッションになれるテツノカイナ、チオンジェンとの補完に優れ毒菱回収兼ムーンフォースの一環を切れるテツノドクガを原案と同じく採用し、4体を構築の軸に決めました。
ここまでである程度完結していたのですが2ウェポンのチオンジェンで先行テラスを切って切り返していくサイクルを回すのが苦手に感じたので型を大きく変え、ディンルーカイリューサーフゴーや受け寄りの低速サイクル構築にメタを絞った調整に変更しました。これによる変更と、相手のパオジアンやミミッキュ、カイリューが強すぎるため軸のガブリアスと攻守の補完に優れ、物理に対するクッション枠兼浮いてるポケモン枠としてウォッシュロトムを採用しました。
最後に構築に足りない高速アタッカー枠兼ノーマルと竜の一環をシャットアウトでき選出画面から圧をかけられるハバタクカミを採用して構築が完成しました。
【コンセプト】
・相性補完に優れ、サイクル駒でありながらも対面力のある選出ができる
・チオンドクガの選出誘導力を生かして高火力アタッカーを通す
・受け構築に不利を取らない
・パオジアンに対面勝ちうるポケモンをできるだけ採用する
↓レンタル構築です、良かったら使ってみて下さい!!
【個体紹介】
ハバタクカミ@拘り眼鏡/フェアリー
性格:控え目
131(4)-*-75-205(252+)-155-187(252)
ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/パワージェム
ガチ特化のカミ、本構築の可愛い枠です。最初は耐久ベースで使っていましたが意地パオジアンに勝負を仕掛けられる点、生半可な受けを許さない火力を叩き出せることから調整は特化CSに落ち着きました。パオやカミに同速勝負を仕掛けられる最速も一考ですが特化はサブウェポンの絶妙なリーチを伸ばしてくれ、救われた試合が何度もあったのでこれでよかったと思います。
ムンフォシャドボは確定とし、サブウェポンについては鋼タイプに刺すマジカルフレイム、カイリューウルガモスイーユイパオジアンに一貫するパワージェムとしました。特にパワージェムはムンフォの一貫を切る炎テラスやガブリアスの地面技をすかす飛行テラスタルのポケモンに刺さる他、先述した環境に多く存在するポケモンに対して安定打点を持てるので採用順位は高くあって良いと感じました。実際に拾える試合が沢山あって使用感は抜群でした、何ならムンフォの次にたくさん打っていたと思います。サイコショックを打ちたい相手は後述のポケモンで対応可能であったため今回は不採用です。ミミッキュと迷っていた枠でしたがラスト1ピースとして最高の働きをしてくれました。
性格:図太い
157(252)-*-154(100+)-145(156)-127-106
B:C調整後できるだけ高く
C:ゴツメ2回+ハイドロポンプで無振りパオジアンが確定一発
恐らく本構築のMVP、帰ってきた鬼火+電磁波ロトム。一部の受け構築を除く殆どの構築に投げていました。鬼火とゴツゴツメットで物理ポケモンを機能停止に、また電磁波でガブやカミの通りを良くしたりと構築の潤滑油として最高に輝いていたと思います。Bを削ったことで耐久が足りないと感じたことはなく、それ以上にCを伸ばしたおかげで無振りだったら負けていた試合をたくさん拾えたので使用感は抜群でした。
特に電磁波は警戒が薄く、舞ったポケモン達を上から縛れるようになるのが本当に偉いと感じました。どこまでも命中不安がつきまとうポケモンではありますが、命中上振れのおかげで足りない数値を補ってくれる性能があるとS1の頃から感じています。シーズンを通して鬼火を外した記憶がなくドロポンの命中も9割以上はあったとても優秀な子でした。環境が変わる前にロトムとまた結果を残せてとても嬉しかったです。無振りとここまで変わるのかってくらいリーチが伸びて且つ使いやすいので是非試して見てください!
ガブリアス@拘りハチマキ/炎
性格:陽気
183-182(252)-116(4)-*-105-169(252+)
地震/逆鱗/テラバースト/寝言
構築の核です。破壊神として文句なしの活躍をしてくれ、初手のハバタクカミやパオジアンを何度も屠ってくれました。炎テラス+鮫肌のおかげで怯みに屈しなければ殆ど対面のパオに勝てるのが最大の魅力です。(鉢巻悪テラスのみきついが、並びで読み切ったり裏で頑張って対処していた)雑にテラスを切ってもサイクルを回すときにムンフォの一貫を切ってくれるので使い勝手は最高でした。
チオンドクガを意識した選出をかなりされるのでその際地面が一貫していることが良くあり、地震を連打しているだけで勝つ試合も多々ありました。終盤イーユイが爆増していたおかげでさらに通りが良くなっていたと思います。
初手にイーユイと対面したら迷わずテラスを切っていましたが半分くらいの確率でスカーフテラバが飛んできていたので状況に応じて思い切ったプレイングも求められるポケモンだとも感じました。寝言はアイアンヘッドと入れ替えながら使用していましたがカバルドン展開やガッサモロバレルにワンチャンス作れるので寝言推奨。最後の5試合はすべてこいつを投げて破壊しつくしました、最高のポケモンです。
テツノカイナ@突撃チョッキ/草
性格:勇敢
231(12)-198(156+)-139(84)-*-120(252)-54
A:11n
B:182ガブの地震+鮫肌2を93.8%で耐え
(B振りは猫+冷凍パンチを採用してた名残ですが、ミミッキュやパオジアンの技をミリ残しで耐えた試合が多くあったのでそのまま使い続けました)
D:できるだけ高く
S:無振りキョジオーン抜かれ
MVPその2。対面の鬼でありながらツツミに後投げが可能な点をとても評価しています。パラドックスポケモン、4災達全員と打ち合うことができたため選出で後一匹迷ったらこいつを投げるようにしていました。構築全体でパオジアン+イーユイやドクガをかなり呼ぶので、先攻ポケモンでお互いテラスを切り合って2vs2の状況になった後、こいつで2タテすることが何度もあったほどに場持ちが良いポケモンでした。
キョジオーンの下からボルトチェンジをしてサイクルを回せるので隠密マントに頼ることなく対策ができるのもグッドポイントです。
テンプレの技構成に加えてヘビーボンバーを採用していますが、これによりチオンドクガの天敵であるエナジー持ちのカミを初めとする殆どすべてのハバタクカミを対面処理することができ非常に爽快でした。削れたツツミやパオ対面で甘えたミミッキュやカミ引きを咎めることができたり、草テラス+鋼技で妖テラスを切ったチオンにも強く立ち回れたりできるのでもっと候補として評価されるべきだと思いました。
チオンジェン@食べ残し/水
177(132)-105-154(156+)-*-155-118(220)
性格:腕白
カタストロフィ/叩き落とす/宿木の種/身代わり
H:食べ残しの最大効率
B:11n
S:無振りウインディ+3
素早さにかなり割いたチオンジェンです。ディンルーサフゴカイリューやチオンミラー、受けに対して無類の強さを誇ります。
特にサフゴカイリューの上から行動できると立ち回りの幅が広がり、守るがなくても取り巻きのポケモンと合わせて有利にサイクルを形成することができました。ナットレイとカプレヒレを足して2で割った様な性能であったと思います。
技構成については崩しに特化するならこれで完結しており、身代わりが置ければ叩き落とす+カタストロフィ+宿木の種で相手がゴリゴリ削れていく様は正にカタストロフでした。ギガドレインやバークアウト、イカサマなど様々試しましたが叩き落とすに変えてからは見れる範囲も増え、戻れないほどに強力に感じました。
また選出誘導力には目を見張るものがあり、拘りの高火力ポケモンや巧サフゴなどの崩しポケモンを高確率で呼び寄せるのでこちらのミトム等のサポートからカミやガブを投げて対面的に殴り合う動きが良く刺さりました。不意の電気や草テラスのアタッカーがきついのでテラスタイプは正直フェアリーでも良いと思います。
テツノドクガ@ブーストエナジー/フェアリー
性格:臆病
165(76)-*-99(148)-170(76)-131(4)-171(204+)
B:特化カイリューの鉢巻テラス神速を93.7%で耐え
S:最速ガブリアス+1、S>C調整
他の2匹でサイクルを回したり対面で削り切った後に残りをスイープする役割を担います。元々毒菱を採用していましたがチオンジェンのまもる採用をやめたのでそれに伴ってアシッドボム型で採用しました。アシッドボムは耐久に割いた分の火力を補ってくれ、安易なカイリュー引きを咎められたりと崩しとして非常に優秀でした。
選出率はそこまで高くありませんでしたが終盤良く見かけるようになったキラフロル展開やウルガモス、変な構成の舞カイリューにも強く、パオジアンやイーユイを上から殴れるため痒いところに手が届くといったような存在でした。反面雑に投げて強いポケモンではなく出しどころを間違えると本当に腐ってしまうので選出での見極めがかなり難しいと思いました。
テラスタイプは初めはゴーストで考えていましたが、神速を透かしたい場面よりもパオジアンやイーユイと殴り合いたい場面の方が多かったので悪技を半減でき、龍技も無効にできるフェアリーとしました。
【選出】
多分この構築で一番強い選出で7割くらいこれで投げていたと思います。3匹とも対面で殴り合ってもサイクルを回しても強く動かしやすかったです。セグカミ系統、パオ入りの対面、キョジオーン入りなどあらゆる構築に投げていきました。
2匹でサイクルを回した後にドクガでスイープを目指します。主に積み展開やフロル展開に刺していきます。ロトムの電磁波が最も光る相手です。
・ガブリアス(ハバタクカミ)+チオンジェン+テツノカイナ
受け寄りの構築やディンカイサフゴ、チオンミラーに投げる選出です。チオンに守るを採用していた時はこれが基本選出であり、なんだかんだ慣れていたので2番目に多い選出だったと思います。
【重いポケモン】
ポイヒガッサ:カイナが居ないorガブに寝言がないと速攻で負けます。当たらないことを祈ってました。
カバルドン+舞パオジアン:パオが鉢巻の場合はガブミトム(チオン)@1で何とかなっていたのですがガブ以外が眠った瞬間に舞われたらゲームセットです。寝言でお祈りをしましょう。チオンが居れば何とかなりそうですが剣舞草テラバーストに2回破壊されたのがめっちゃトラウマです()
草テラバパオジアン:涙が止まりません
【総括】
TN Ryoka 220位 R2009
TN Matsukai*Mao 4桁 R1900くらい
コンセプト通り火力のある対面駒で殴りつつサイクルも回すという自分がやりたかったポケモンバトルができて非常に満足のいく構築となりました。チオンドクガという並びを形成していたことで相手の選出を考えやすかったり、お互いにそれほどシナジーがなくともそれぞれが別の役割を遂行してくれたりと他のどんな2体にも代えがたいポケモンであったと思います。
パラドックスや厄災ポケモンが解禁されてからちゃんと構築を考察したのは初めてだったのでシーズン中は加速する確率の押し付けに頭を悩まされ続けましたが、なんとか最後の2時間で追い上げて2000に乗せることができました。選出のしやすさがこの構築の一番の強みで、プレイングで捲る試合より選出で勝っている試合の方が多かったと思います。
次回ガッツリ対戦するのは次のルールになると思いますがその際は2100を目指して頑張りたいと思います!
質問等ありましたら@shinou_championのDMまでお待ちしてます。それでは〜ノシ
【Special Thanks】
・シーズン序盤から構築の相談に乗ってくれて最後まで声をかけてくれたもんぶりゃんさん
↓僕が途中で諦めた純正カイナチオンサイクルで結果を残されました、是非こちらもご覧下さい!
・チオンジェンの調整を教えてくれたスポンジさん
・ドロポン鬼火を全然外さない偉すぎるロトムの色違いを交換してくれためーぜんさん